最終日はゆっくりしようと決めていたので、(そもそも2泊のつもりだったのに、「1日だけはシティホテルで贅沢だ!」と直前に1泊追加したのです;;;)チェックアウトぎりぎりまで寝てました。
また、荷物は京都駅に送ってもらうことにして、身軽になって出発。



ホテルのすぐ近くが南禅寺です。
「絶景かな」で有名な門、ほんとに大きいです。
京都は立派な門を持つお寺が多いですが、一際見事。
巨大で、どっしりとしているのですが、軽快な感じも併せ持つようで。
門に上がると、ほんとに絶景。
市街のむこう、大文字や舟形も見えます。

水路閣も実物を見ると、とても素敵なものでした。(ガイドブックの写真を見たときは、「ふーん」と思っていた;;;)
ロマンティックな風景になるというか・・・。

境内の木々は染まり始めていて、きらきらした陽射しが梢に透けて、葉の落とす影が映って、とても綺麗でした。
東福寺の辺りはまだ紅葉してなかったので、あまり期待していなかったのですよ。
でも、最盛期でこそないものの、とても美しい風景でした。
初々しい感じがして、かえって愛おしいかもしれません。

虎の子渡しの庭で、とんびが何羽も旋回しているのを眺めました。
探幽作の水飲みの虎の襖絵など、団体に解説しているガイドさんがいたので、私もちゃっかり混じって聞きました^^
奥のほうの庭で、石蕗が咲いていたので、それも忘れず眺め。(←そんなとこ見てたのは私だけでしたが)



それから、かしくコルドンブルーでランチを食べました。
民家をそのまま使っている、お箸で食べるフレンチのお店です。
前菜、お魚、お肉、漬物とご飯、デザートにコーヒー、とどれも美味しかったv
でも、三人連れのおばさまが多くて、私はちょっと浮いてたかも;;;



さて、永観堂へ。
池の周りの木々の彩りが目を引きます。
諸堂入り口から入って、襖絵など見ながら御影堂へ。
廊下を曲がったとき、目に飛び込んできたのは堂前の一本のもみじ。
ちょうど光を受けて、とても綺麗で、「うわあ〜」と思わず声がでました。

そして阿弥陀堂で顧(みかえり)阿弥陀如来を見たのですが、小さいながら美しいお像でした。
左(自分からすれば右)に周ると、厨子に窓が開いていて、お顔を見られるのですが、思わず涙が。
書いてあったキャプションのせいかもしれませんが^^;
一生懸命歩いていれば、遅くても待っていてくれるような、そんな気持ちになりました。

多宝塔のほうも、染まった木々越しに街が望めて、素晴らしい風景です。
ほんとうに、この日は「木を透かしてきらきらする光が綺麗だなあ」と思いました。



少し歩いて、平安神宮へ。
白虎楼とか青龍楼のネーミングも、そそられます^^;
玄武がないんですけどね・・・。
右近の橘(私、橘をちゃんと見たの初めてかも)には実がなってました。

庭園の入園料、ちょっと高いんですが;;;
植物にいちいち古典を引いた札がつけてあって、おもしろいです。

あと、「橘酒」というものを売っていて、おもわず買ってしまいました(笑)。



そうして、京都駅に戻り、お土産を買って、荷物を受け取って、新幹線に乗りました。
意外に紅葉もたくさん楽しめて、良い旅でした。
それにしても、毎回そうなんですが、臨機応変というか、予定変更しまくりな旅・・・。
でも、今回はわりにゆったりしたような気がします。
いつも山道でぜーぜー言ってたりしますからね;;;
というわけで、私的遙か2妄想ツアー、でした。


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