朝起きて、身支度して、ご飯。
朝のうちにしっかり食べとこうと思って、食べ過ぎました・・・。
チェックアウトして、てけてけ山を降りていき、武家屋敷前からバスで駅へ。
そこから、電車で30分ほどの猪苗代駅へ向かいます。



猪苗代の駅前は・・・あんまり人がいませんでした;;;
駅のロッカーにカートを入れようと思ったら、ほんの少し大きすぎて入らず。
(でも、そんなにでっかいカートじゃないですよ・・・)
向かいにある、バス待合(すごくレトロ!)にもコインロッカーがあるという張り紙があったので、そちらへ行きましたら、無事に入れられました。

で、バスどこから乗ればいいのかな〜とうろうろしてたら、定期観光バス?(磐梯を一日でぐるっと回るコースらしい)のガイドさんが、声をかけてくれまして。
便乗させてもらって、五色沼入り口まで行きました。
磐梯山が明治に噴火したさいに出来た・・・ってことは、この景観になったのはつい最近ってことですよね。
自然は建物と違って、ずっとそのままあるような気がしていたけど、常に激しく変化しているのですよね。
というか、幕末の景色はこれとは確実に違うのですね・・・!
磐梯山の形が違うだろうし。



五色沼は有栖川有栖「スウェーデン館の謎」を読んで以来、気になってました。
しかし、雪の時期に歩けるのかしら、ここ?
雨は降らないものの、曇り空で寒かったです。
少し厚手の上着を着ていたものの、手が冷たくなってくる;;;

で、散策路を歩いていったのですが、毘沙門沼を過ぎるあたりまでは団体客や修学旅行生が多くて、静かに雰囲気に浸るのは無理でした^^;
でも、すれ違う人たちが、「こんにちは」と挨拶していくのは、いい習慣だなと思いました。

沼は本当に青緑系で独特な色。
紅葉の赤や黄色と、水の青緑がすごい印象的なコントラストです。




でも、野鳥も多いと聞いたのですが、あまり鳥の声はしませんでした。
枯れ始めた植物と曇り空もあいまって、寂しげな雰囲気。
これが、夏だったり、よく晴れた日であれば、また違った印象になるんでしょう。
でも、色づいた木が映る水面は不思議な美しさでした。

男性の足で70分ほどで五色沼入り口から、裏磐梯物産館のほうへ辿り着くということでしたが、私はゆっくり歩いて、沼を眺めて、2時間ほど。


裏磐梯物産館は、よくある観光地のお土産もの&休憩施設ですが、ここでバス待ちをかねて、喜多方ラーメンを食べました。
や、寒かったので、温かいものが余計に嬉しい。



で、バスでいったん猪苗代駅に戻り(ちなみに、ここの路線は約800円ほどかかります)
違う路線のバスで猪苗代湖沿岸の長浜へ。
ガイドブックで見た、天鏡閣に行ってみたくて。
有栖川宮が建てたという別邸です。

こじんまりした2階建ての白い木造洋館なのですが、こういう建物や内装を見るのが好きでして・・・分類や分析は出来ませんが。




落ち着いた色合いのソファや華奢なシャンデリア、サーモンピンクが多めの絨毯、鏡を配した暖炉など・・・この手の洋館が好きな方なら、見て楽しいのではないかと思います。
廊下にも暖炉があったりして、やっぱり寒いんでしょうかね。

企画として、食堂でケーキセットが頂ける・・・というのがあって、とても心惹かれたのですが、受付時間が過ぎてたので、チャレンジできませんでした。
まあ、緊張して、ケーキ食べるどころじゃなくなりそうですが・・・。



また長浜のバス停でバス待ちでしたが(だいたいこの辺の路線バスは1時間に1本くらいです・・・私は運良く、どこでもだいたい待ち時間30分以内くらいのタイミングでバス停にたどり着いてましたが、調べた上で予定を決めたほうがいいかと・・・)猪苗代湖と群れる鴨たちを眺めていたら、すぐ時間が経ちました。
もっとも、寒かったですが・・・。

ちなみに、運転手さんが「白鳥いなかったでしょ」とおっしゃってました。
雪が降るまでは、田圃にたにし?を食べに行っちゃうのだそうです。
雪が降ると、たにし食べられないから、長浜で餌をやるのだとか・・・。
田圃に白鳥か・・・それもシュールな気がする・・・。



猪苗代駅に辿り着いたら、カートを出してきて、電車で郡山へ。
日が暮れてきましたが、雲が朱鷺色に染まって美しかったです。
そして、郡山から、東北新幹線で帰路につきましたが、混んでました。
スーツ姿の人が多かった・・・お疲れ様です^^;



というわけで、超突発会津の旅、無事終了です。


      


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