朝食は、8時からまたダイニングで。
朝からパン三つも食べてしまった・・・。
しかし、このあとご飯食べ損ねたので、これはこれで正解だったかも。
だいたい旅に出ると、お昼(と下手すると夕食も)食べ損ねます・・・。

カート引いて戦場ヶ原は無理だしな〜、預けるところあるかな〜と思っていたら、宿のご主人が預かってあげるよと有り難いお言葉。
おまけに散策用のマップをくれて、レクチャーしてくれました。



荷物を預かっていただき、バスで湯元温泉まで。
フリーパスでバスも乗り放題なので楽。
1時間半くらいかかりますね。

で、そこから湯ノ湖にボートを浮かべ釣りする人たちを眺めつつ、歩き始めました。このとき11時くらい。
天気は小雨。
そんなに困りはしませんでしたが、傘を差しつつの行動。


湯ノ湖を半周して、湯滝のほうへ。
これ、私車道に沿って歩いちゃったんですが、散策路もあったのかも・・・。
湯元からここまでたらたら歩いたとはいえ、1時間。この時点で12時。
先がちょっと思いやられました。
マップを見ると、まだまだたいした距離きてない・・・。

湯滝にはお土産屋さん兼軽食処があるので、アイス食べて、パンを買い込んで、ちょっと休憩。
それからまた散策路を歩いていきました。
整備はされてるけど、山道なので、普段歩かない私には、段差がきつい・・・。
滝の下や、小川でちょこちょこと釣りしてる人もいましたね。


光徳方面への分岐、戦場ヶ原の入り口辺りについたのがまた一時間後。
ぽっかり開けた湿原は、なんだか不思議な空間でした。




ホサキシモツケのピンクの群生、オレンジのユリ(ひょっとしたらニッコウキスゲか?)、花菖蒲、アザミ、などなど花も多く、蝶、トンボ、ハチもたくさん見かけました。
ぶーん、ってハチがけっこう近くを飛んでるので、ちょっと怖かったです^^;(ハチは人間なんか構っちゃいないでしょうが)

あと、鳥の声がすごくたくさん、近くに聞こえました。
種類は分からないけど、ウグイスとかカッコウとか、他いろいろ。
バードウォッチングらしきグループもいましたし。

ここらへんでは、雨も上がってきて、歩きやすくなりました。
曇りの湿原は、それはそれでムードがあってよかったです。
ぽっかり人が途切れるところも結構あったので、不思議な世界に一人迷い込んだような気分になったり。

湯滝辺りの歩き始めはどうなることかと思いましたが、戦場ヶ原まで来ると高低差がなく、見ていて面白いので、そんなに消耗しないうちに赤沼まで辿り着きました。



そして、割とすぐにバスが来たので(14:30くらい)、菖蒲が浜遊覧船発着所へ移動。
日光〜湯元は割とバス移動が可能なので、ペーパードライバーかつ一人旅な自分には嬉しい土地です。

遊覧船もタイミングよく出るところだったので(14:50)、船に乗って湖を横断。




ちょこんと見えている島、ここに日光を開いた勝道上人や、東照宮の立役者、天海のお骨?が納められてるそうで・・・。
もともとは魚が棲んでなかったそうですが、養殖に成功して今ではいろいろ魚が獲れるとか。

中善寺温泉側の船の駅まで40分くらいでした。
曇りのせいか、船上では風が冷たかった〜。



そして、ちょっと行ったところが華厳の滝。
普通に見てもいいのですが、岩盤の中を100m降りて滝を正面から見るというエレベーターに乗ることに。
こんなものを作ってしまう、器用さと人間の業・・・執念とか傲慢さとか、進歩とか技術・・・そんなものを感じて、印象強かったです・・・。
普通に通路作って下へ降りましょう、じゃなくて、エレベーター・・・
しかも、結構設置されたのは古いんですね・・・。

下の観瀑台から見ると、滝の飛沫が飛んでいて、ミストの中のよう。
そして、ちょうど滝の上に太陽が来ていて、光が後光状態になって宗教画のようでした。





中善寺温泉のバスターミナルから、宿まで戻り、荷物を受け取って再度バスに。
東武日光の駅から区間快速に乗りました。
下今市で特急に乗り換えることも出来たのですが(特急料金をプラスすれば)、まあ30分くらいしか違わないからいいや〜と、のんびり帰ってきました。


自然も建造物も堪能して、面白かったです。
今度は鬼怒川のほうも行ってみたい。




      

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