四日目



とうとう最終日、四日目です。
今日は洋食の朝ご飯です。
パン、サラダ、スクランブルエッグ、ソーセージ、コーヒー。
大満足です。

チェックアウトして、駅のコインロッカーに荷物を入れ、JR奈良線で宇治へ。
駅からちょっと歩くと、宇治橋です。
広くて、流れが速くて、水量が多くて川岸に下りるとちょっと怖いくらいです。
三の間もちゃんとあります。(でっぱってる部分ですね。ゲーム画面では祠があります。橋 姫が祀ってあるのかな)

正直に言うと、イベントで翡翠さんの真意がよく分からなかったので(なんか具体的なこと 言わない印象があるんですよねえ・・・)彼は何を考えているのかな・・・って浸りました。
川、中の島、向こうに重なる山々・・・と絵になるところですね。
翡翠さんの知人ってどんな人なんだろう。
橘橋を渡って平等院へ。
頼忠さんがおまけの紅葉イベントで言っていた鐘もあります。(ほんものは博物館に仕舞わ れていて、レプリカです)
博物館で、もともとは鳳凰堂内にかかっていた雲中菩薩像を見たのですが、細かい飾りや 楽器まで彫ってあって、変化に富んでて美しかったです。

それから、鳳凰堂内を見学。
こじんまりした堂内に大きな仏さま。
1000年も経ってるな んて不思議・・・。
私は、「釣り殿?」って思ってたんですが、両翼は見た目のためだけにあるんだそうです。

宇治はお茶の名産地だけあって、お茶屋さんも多いですが、私は茶所(しかも茶農家)生ま れの人間なので妙な対抗心が燃えました・・・。



さて、宇治から六地蔵駅までJRで行ってバスでバス停小野まで。
降りれば随心院はすぐそばです。
静かであまり人もいませんでした。
中に入ると、近所のお寺のような身近さ・・・。
ご住職さまたちの家族が生活してるんだなあ、っていう生活感が。
写経するための人の部屋があったり、集会に場所を貸したりしてるらしく、地域の中のお寺 なんですね。

雑記帖や絵馬はやはり「友雅さん!!」ってものが多かったですね。
文塚はぐるーっと裏手にまわった竹やぶの中です。
元からこの場所だったのかなあ?
梅林はお寺の前にあるので、ゲーム画面とは一致しないですが・・・。
私は、友雅さんっていつでも余裕の態度を崩さず、あと翡翠さんみたいに真意の掴めない人 だという先入観があったので、イベントで泣き顔を見たときはとってもびっくりしました。



バスで六地蔵駅へ戻ってJR稲荷駅へ。
駅前すぐが伏見稲荷です。
広い境内で、いくつもお稲荷さまがあるようです。
奥院できつね絵馬を書いてみました。
『健康でにこにこ仕事が出来ますように』。
ちなみにここの絵馬はいたってふつーでした。

で、千本鳥居を登っていきました。
曇って薄暗かったので、ちょっと怖かった。
時間もなかったので頂上までは行きませんでしたが、いくつものお稲荷様が集まっていて、 独特の妖しい雰囲気でした。(天候によってイメージが変わると思います)
でも、昔はススキの原があったんでしょうか。
見通しもよくて。
私的にはけっこう薄暗い山でした。



で。 予定外なんですが、路線図を見て気になっていた墨染へ。
京阪墨染駅、ということ以外地図 もなにもない、無謀な試み!
昨晩頼久さんのイベントを見てしまったためにすっごく行きたくなったのです。
小さな駅に降りたつと、出口に付近地図があったのでつらつら眺めていると、おじさんが 「どこに行きたいの?」と聞いてくれました。
近所の方のようです。
「白い桜で有名なお寺って・・・」と聞くと、すぐ近くの墨染寺を教えてくれました。
「今は(花)ないよ」
「ええ」(わかってるんですけど、でもっ)
怪しい女だと思われたでしょうか。
お寺はふつーのお寺です。観光地ではありません。
で、墨染桜と札が立ててあったのですが 接木した3代目だという小さな桜でした。
登れるくらい大きくなるのはあと何年かかるのでしょうか。
咲いたところも見てみたいもの です。



時間はそろそろリミット近くなっていたものの、塔だけでも見よう、と東寺へ。
京都駅にいったん戻って近鉄京都線、東寺駅です。
「八葉が京都に来たら」の永泉さんを思い出しつつ。(天真くんに「案外人の話聞いてない んだな」とつっこまれている、かわいい・・・)
どっしりとした、塗料は褪せて年月を感じさせる金堂と講堂内部を見学。
仏像の立体曼荼羅、重厚で圧倒されました。
建物とあいまって、積み重なったものの重みを 感じさせるような・・・。
境内で学生さんがブラスバンドの練習をしていました。
市民の庭でもあるのでしょうか。



日も暮れてきたのですが、あと一箇所だけ行ってみようか、と思ったのが羅城門跡。
「(私の場合の)一番最初の場所だし・・・」と地図たよりに歩いていったのですが。
ない。
どうも、碑が立っている公園が工事中だったみたい。
まあ、これは想像で堪能いたしましょう・・・。



これにて、全日程無事終了です。
好き勝手、心のままの旅でした。
「陰陽師」の晴明さまいわく、「ただの丸くて固いモノに『石』という呪を与え、それで人 を殴れば『武器』という呪がかかり〜」だそうですが、そんな気持ちです。
何でもないものや場所が、おもしろかったり愛しかったりするようになる、不思議な魔法。
遙かに会えたおかげでとっても楽しいですv







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