いつになく暦通りに連休が取得できた、GW。
妹その1が「京都に行く」と言うので、「私も行こうかなあ」とまたもや都に旅立つことにしました。
今回は・・・私的には藤が見たかったのです。



いつものように、早朝の新幹線で、京都へ。
GWゆえ混むかと心配していたのですが、早い時間のせいか、大丈夫でした。
9時46分、京都着。
妹と合流して、ロッカーに荷物を入れ、「さてどこへ行く?」
一応、私的に行ってみようかなという場所はいくつかピックアップしたものの、妹と全然打ち合わせをしていなかったので、行き当たりばったり。
とりあえず、特別公開を見たかったので、北野天満宮へ。

松向庵と、御土居宝物殿が公開されていました。
松向庵は、北野大茶会のときに水を汲んだという井戸(今は使ってないそうで、ふたがしまってました)があります。
ちなみに、この松向庵という名前は、庵の前に「神様が降りる松」があるからだそうです。
そんな松があるとは、何度も来てるけど知らなかった・・・。
寺社仏閣は奥が深いです。

あとは、秀吉が築いた御土居の跡(と言っても、現在ではなんだかよくわかりませんけどね^^; 梅の時期にくれば、梅が見られる、川沿いのところです)。
言われなければ、ただの土手だと思うでしょう;;;

宝物殿は馬の鞍や甲冑、絵馬などいろいろ興味深いものがあったのですが、一番興味を惹かれたのは、「鬼切丸」。
へえ〜と思いながら見ましたが、日本刀って美しいですね。
渡辺綱が羅生門で鬼を切ったという逸話があり、源氏の家宝として、最上家に伝来、のち奉納だそうです・・・うーん、浪漫v
ちなみに、もう一振りの源氏の宝刀、「膝丸」は為義の娘婿の熊野別当経由で義経に渡ったと・・・。
平泉にも熊野別当が行っているそうですし、義経って熊野とも結構縁が深いのですね。
天満宮の縁起を描いた絵巻の「三起本」も、面白かったです。
なんだか、絵が私の好みだった。
私は、うっかり見そびれたのですが、弁慶さん(すっかり「さん」呼びに・・・;;;)を描いた絵もありましたよ。
義経を襲撃した土佐坊昌俊を引きたてるの図、だそうです。



そして、定番、FUJINOで昼ご飯。
京都に来ると、必ず行ってますね^^;



それから、「嵐山行く?」ということで、京福電車に乗って嵐山へ。
ここの地域ごとに編集されたパンフレットが、けっこう面白かったです。

まずは、妹リクエストにより、野々宮にお参り。
亀石をなでたりしてみましたが、今回も「・・・霊水ってどこ?」
狭い境内なのですが、よく分からず。
辺りの竹林も綺麗で、人力車に乗った観光客もたくさん見かけましたね。



嵐山は、いつも「ああ、山だ〜」とほっとする風景なのですが、妹と二人、畑の風景を見ながら「見覚えあるような風景だよね」「実家のほう、こんなだっけ?」と郷愁を覚えておりました。
大きな民家の庭(裏山?)に巨大な山藤が咲いていて、「すごい〜」と感動。



それから、祗王寺
青紅葉と苔がとても美しかったです。
新緑が眩しい、いい天気の日でしたが・・・暑かったです;;;
背中を汗がだらだらと・・・。
それにしても、このエピソード(お気に入りの白拍子、祗王をあっさり捨てて、仏御前に乗り換える)だけ見ると、清盛っていやなヤツ!と思ってしまいそうです。
でも、なぜか、柱の影になってはいるものの、祗王たちの像と並んで、清盛像もあるのですよね。
ここの丸窓、有名なのですが、「香味焙煎のCMに使われました」なんてキャプションが出ていて、ちょっと笑いました。



ついでに、隣の滝口寺も。
私、このエピソード納得いかないのですが、妹も賛同してくれました。
女を置いていきなり出家するんだもん;;;
こちらのお寺は、ちょっと古めかしい(まあ、率直に言うと、畳とかはかなり年季入ってます;;;)ですが、人もいなくて静かでした。
うぐいすの声(と草刈機のエンジン?)のみ響く、のどかな時間を満喫。



さて、その帰り口にある、檀林寺に寄ってみました。
道端で休憩していたおじさんが、実はチケットもぎの人で、「これとこれは見てください」と説明してくれました。
屋根の上の鶴とか、夢違え観音とか。
だけど、とにかく・・・置いてある展示物が、ごちゃまぜで怪しいことこのうえなかったです^^;
いんちき骨董屋みたいな(失礼;;;)。
ただ、剣に絡む龍という、倶利伽羅明王像(名前に惹かれたり^^;)は、面白かったです。



「←御髪神社」の看板表示に「これはなに?」と行って見ると、小倉池のほとりに小さな神社。(全然観光地ではありません;;;)
名前の通り、小さな髪の神社。
美容師さんたちの絵馬がかかってました。(あと、切実そうなお願いのが・・・^^;)
池の周りには山藤が咲いていて、いい匂いでした。
周辺のおたくの藤棚や、トロッコ駅の藤棚でも、藤が盛りでした。



渡月橋方面に戻り、鼓月でお茶とお菓子で休憩。
渡月橋を渡って、法輪寺に行こうと思ったのですが、辿り着けず;;;
川沿いの細い道を「こっち?」と言いながら歩いていったら、車が通るとも思えなかった道の向こうから、仕出屋さんの車が・・・。
先に何があるのかわかりませんが、すごい道を走っているものです。
川には、野生?の鵜が漁をしていましたし。



バスで京都駅に戻り、本日のお宿にチェックイン。
前回も妹と泊まったところです。
久しぶりにたくさん歩いたので、お風呂で足をほぐしました。

翌日に続く。



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