二日目は、「宇治に行こう」ということで、スタバで買ったコーヒー片手にJR奈良線に乗り込みました。
ちょうど快速に乗れたせいか、二人だからか、以前行ったときは「さすがに遠いな」と思った宇治まであっというま。

この日も暑かったです・・・。
橋のほとりで河原まで降りると、やはり流れが速いです。
昔も暴れ川で有名ですし、馬で渡るの大変そうです。
しかも、昔の馬はサラブレッドより小さい・・・体高130センチくらいですよね。
重い鎧を着けた武者を乗せているので、時速4キロくらいなのだそうです。(今の競馬馬は60キロ)



「先生に会える地点ってどこ〜」なんてお馬鹿なことを呟く私。
ゲームマップ上だと、今の橋の辺りよりも、もっと上流でしょうか?
まだ3攻略してない妹にさんざん3話をしています;;;

まずは、宇治上神社へ。
こじんまりとした境内ではありますが、とても落ち着く雰囲気です。
山に抱かれた感じが、好きなのかもしれない。
この神社、入ると拝殿がどんと目に入りますが、これは昔の住居建築を忍ぶ貴重な資料・・・だとか。
その後ろに回ると、ひとつの建物に中にお社が三つという、珍しい本殿。
建築年代は1060年・・・すごい;;;
両方とも、国宝です。



そのあと、散策しつつ(緑の中を歩くのは気持ちいいv)源氏物語ミュージアムへ。
展示物はそんなにありませんが、20分ほどの人形による「浮舟」の映画はいい感じでした。
あとは牛車が、立体で見ると「けっこう乗り降り大変そう・・・(車高が高い)」と感じました。
雅楽の衣装の展示では「胡蝶」を見て「清盛・・・」と思ったり^^;
コンピュータでのお遊びで、性格診断があったのですが、私も妹も「浮舟」でした。
流されやすいらしいです^^;
図書室で、うっかり「あさきゆめみし」なんかぱらぱら眺めていたら、けっこう時間がたってました(京都まで来て何をしてるやら・・・)



宇治川の橘島(中州)でちゃんと宇治川先陣の碑も見ましたよ。
前述のとおり、川を馬で渡るの大変そうなんですが。
景時の息子(景季)と佐々木高綱の先陣争い・・・史実では景時さん幾つだったんでしたっけ・・・。
そういえば、宇治川の戦いのときって本当は義経26才・・・?
遙か3に影響されすぎて、いろいろ史実とごっちゃになりそうですよ(笑)


そして、遊覧船(屋形舟?)に乗ります。
流れの緩やかにしてある一部分を往復するだけなんですが、川面は涼しい〜。
新緑に彩られた山を眺めながら、のんびりした気分になりました。
この周辺でピクニックしている人も大勢いました。
川周辺の道は散歩するにもよさそうですしね。



平等院のほうへ歩いていくと、店先には鉢植えの藤が置いてあります。
やはり、藤が名物(名物っていうのか^^;)なんですね。
ちょっとお腹も空いてきたことだし、抹茶のソフトクリームを食べました。
やはり、名産ということで、お茶関連のお菓子や食物を出してるお店が多いです。



さて、藤が見たくてやってきた平等院
藤棚はちょうど花盛り。
大きな藤棚に、長い房の花がたくさん咲いていました。
カメラを構える人も多い中、私もばしゃばしゃ写真を撮りまくりました。
こういうとき、デジカメってたくさん撮れるから便利です。
辺りは濃厚な藤の香り。
でも、妹は「分からない・・・」と;;;
まあ、風の加減とかもありますし・・・。

残念ながら鳳凰堂は修理中でした。
ミュージアムで、仏像の光背(修理のため取り外したもの)を展示していて、興味深かったです。
普段は見えないところですから。

源頼政のお墓もお参り。
平家全盛の時代を唯一泳いだ源氏の人が、晩年になって起こした反乱。
何を思って、何がきっかけで行動に移すことになったのかなあと思うと、歴史物にどっぷり浸りたい気分になります。


平等院を後にして、ちょっと遅いお昼を、橋のたもと「つうゑん」で。
名物茶団子にも惹かれたものの、茶蕎麦を食べました。



それから京阪電車で五条へ。
妹が「JRで戻らなくても、そこに京阪の駅があるから、それで行けるよ」と気付いてくれたので^^;
私、けっこう方向音痴なので、妹と一緒のときは頼りにしています。



六波羅蜜寺を目指す途中、若宮八幡(源頼義創建で、源氏関連のお社)の前を通りかかり、「ふーん」と覗いたら、地元の方らしきおばあさんが「今、藤が綺麗だから見ていきなさい」と勧めてくれました。
ので、中に入ってお参りしていきました。
摂社の稲荷や秋葉社の前に、藤のつるが巻きついていて、けっこう絵になってました。
まあ、観光地というより、地元密着のお社のようです。



六波羅蜜寺に来るのは、6〜7年ぶりでしょうか。
最初に修学旅行で来たときには、赤い柱なんかを見て、「派手なお寺」と思ったものでした;;;
すごく狭い境内ですが、お参りする人は多いです。

境内に清盛供養塔?など源平関連のものも。
そして、ここの空也上人像、清盛像が、なんだかいきいきとした造形で、リアルだけど品がよくて、好みです。
平家の人々が安産祈願で作ったという泥塔(ごく小さい塔の形)なんかも展示されていました。
このあたりに平家の邸宅が並んでいた情景ってどんなだったんでしょうねえ。



ついでに六道珍皇寺に行きました。
前に来たときはなかったはずですが、本堂の脇に覗き窓があって、井戸が覗けるようになっていました。
井戸は庭の奥なので、わかりにくいですけど;;;
井戸から夜な夜な冥府へ・・・うーん、考えるとすごい話です。
小野篁って文武両道だったそうですし、ミステリアスな人物ですよね。
ちなみにこのお寺も、あんまり観光地ではありません。



ここまで来たら恒例、三年坂をひやかして歩きます。
トンボ玉(今回は泰明さん色と先生色・・・黄緑と蒼^^;)、組紐(アジアンノット)のストラップ、よーじ屋の油とり紙などお買い物。
イノダコーヒーでコーヒー飲んで休憩しました。

それから、八坂神社を抜けていって、バスで駅へ。
さすがにすごい混みようで、後半はバス停で待っていた人が乗れませんでした・・・。
でも、GWらしき混みようを実感したのは、このときだけでした。


デパ地下でお惣菜等買い込んで、ホテルで夕食。
今回の旅は、ごはんは割とコンビニだったりします・・・。
翌日に続く。




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