本日はまずは清水から。
いつも夕方行くので、朝の清水は新鮮でした。

毎回、出来ずにいた胎内巡りにチャレンジ。
数珠(手すり)を左手でずっと確認しつつ真っ暗な中を恐る恐る進みます。
ほんとに何一つ見えない闇、というのを久しぶりに感じました。
足元も全く分からないから、すり足でちょっとずつ進むんですよ。
月の無い夜の暗さ、灯りのない夜道の暗さは、どのくらいなのかなあ・・・なんて思いました。
夜、斬り合いするのって大変そうだわ・・・。

舞台から音羽の滝まで、やけに団体客が多かったです。
ので、音羽の滝はスルー。
司馬作品の沖田・土方に倣って、忠僕茶屋で一休み。
ヒヤシアメを飲みました。


お店を冷やかしつつ(またトンボ玉買っちゃいました)、産寧坂を下りて行きます。
途中で、あんみつを食べました。
私が「あんみつ!あんみつ!」と主張してたので;;;
わらびもちと、迷ったんですが、妹にひとつ味見させてもらいました。



それから、霊山神社
まずはお墓参り。
太平洋戦争関連の慰霊碑もたくさんあります。
この戦争の是非は別として、私も祖父が戦争に行った話を聞いたことがあるだけに、生々しく胸に迫るものを感じました。
もし、祖父が無事に帰らなかったら、今の私たちもいないわけだし・・・。

そして、陸軍、とか海軍、とか書いてあるお墓もたくさん混じる中、維新関連の人のお墓をお参りして回ります。
土佐、とか長州、とかの区分けで固まってます。
恋華のおかげで、長州や土佐の人たちの名前もだいぶ分かるようになりました(笑)
桂小五郎は、夫人の松子(幾松)さんと並んで、一番頂上の辺りに眠ってます。
あと、大村益次郎とか、所郁太郎とか、司馬作品で知った人のお墓も。
古高俊太郎や、吉田稔麿、宮部鼎蔵なども。
一番メインは、坂本龍馬、中岡慎太郎のお墓でしょうか。小さい銅像も建ってます。
これの拡大写しが、円山公園の銅像だそうです。



霊山歴史館へ入ります。
幕末に使われた銃(スナイドルやゲベールなど、名前はよく聞くもの)が展示されてました。
どうやって弾をこめるのかとか、さっぱり分からないけど。

二階に登ると、新選組関連ものもたくさんありました。
島田さんの日記とか、筆まめそうです。
近藤さんの書は、すごくかっちりした達筆で、真面目でまっすぐそうな感じを受けました。
あと沖田さんの書いた年賀状とか。

龍馬の書いた手紙は草書体ということもあって、まったく読めませんでした;;;
割と、奔放な手蹟のような気がします(書のことは全然分かりませんが・・・)

着物(紋付)も展示されてましたが、それから推測すると、龍馬は172センチ80キロくらい・・・だそうです。
昔の人にしては背が高い。

龍馬に関しては、詳しい履歴や、彼の思想、具体的な構想など、知らないことが多いので、もっと知りたいと思います。
手紙を集めた本とか、興味あるなあ。

西南戦争などを描いた錦絵も、何点か。
錦絵の風俗、衣装って、正確なんでしょうか。
絵資料として、とても興味はあるんですが。

ショップで、「新選組日記 〜永倉新八日記・島田魁日記を読む〜」(PHP新書)を買いました。
彼らが何を書き残しているのか、興味があったので。
妹に「また旅先で本を買う・・・」と突っ込まれましたが。
見かけたときに買わないと、探すの大変なんだ!



ねねの道に入り、高台寺の隣、月真院へ。
しかし、今日は閉まっておりました・・・。
ああ、前回来たときに入っていれば!(そのときは、お茶付500円くらい?だったような・・・)
斎藤さんがどんなところで生活してたか見たかったのに!(←この阿呆な発言については自分でも突っ込みいれたので、許してください・・・)
ちなみに、ここは宿坊として泊まることが出来ます。
普通に旅行ガイドブックに載ってました。



バスに乗って、東天王町へ。
黒谷(金戒光明寺)です。
私たちは脇から入ってしまったのですが、正門には「京都守護職御本陣史蹟」と新しい看板がかかってました。
大河効果・・・?
どこにどのように、本陣としての機能があったのかなどは、解説がないので分からないのですが・・・。
藩邸と、守護職屋敷(これは今の府庁のところだそうです)、本陣の関係なんかも、知りたいです。
お堂な三門は大変大きく立派なものです。
あまり観光地っぽくはなく、地元の方が多そうな感じではあります。

奥のほうには会津墓地もあるのですが、遠そうだったので諦め。

ちなみに、熊谷直実鎧かけの松、なんてものもあり、平敦盛ともちょっと関連があります。

門前から、謎の山伏御一行(ほら貝を銘々吹いてました・・・)が行列していくのを見送り、またバスに乗って、四条へ。



ふらふらと歩き、途中でア○メイトを発見。
あんまり私が「恋華の小説、見つからないの」と言っていたので、妹が気を利かせてくれたのでした・・・。
あまつさえ、店内で探す私のもとに「これ?」と持ってきてくれ・・・。
呆れる視線をものともせず、わーい!と喜ぶオタクな姉なのでした・・・lll


この日もお昼を食べ損ねていたので、釜飯屋に入ってご飯を食べました。
お吸い物でお茶漬けにして、最後までがつがつ食べ切りました・・・^^;

それから、地下鉄で京都駅に戻って、新幹線で帰途についたのでした。


今回は新選組関連でしたが、京都はほんとに、「今回は何を見る」ってテーマを立てておくと、また違った視点が持てて面白いですね。
建物が残っていず碑だけだったりしますが、それを探して歩くだけでも結構楽しめました。
資料や小説もたくさんあるので、調べる楽しみもありますし。
今回、ちょっと下調べが足りなかったので、またチャレンジしたいと思います。



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