さて、朝食バイキングから始まる一日。
綺麗で広いダイニング。
メニューもいろいろで美味しかった。

ちょっと雨。
9時11分 東回りのまぁーるバス(東回りが松陰先生、西回りが晋作くんという名称)で美術館前下車。

昔のおうちが並ぶところを散策。




萩市文化財施設一日券を買っておくと、このあたり結構入れて便利。
各家、NPOの方がいて、いろいろ解説してくれると面白い。

青木周弼旧宅
蘭学者で、跡継ぎで弟の研蔵は種痘の技術を藩に持ち帰り、のちに明治天皇の大典医になった人。
一分銀が蔵の修理で見つかったとか。
研蔵さんが東京に行く前、仕舞って行ったけれど、急死したので忘れ去られていたのでは?と解説員さん。
お庭には臥龍松、 囲いの外では漢方の薬草も育ててたそう。


木戸孝允旧宅



小学生の見学が来ていた。
今でも藩校、明倫館が残っているそうなんですけど、そこの子たち?
挨拶しつけられてるなあ〜、感心。
お庭が松とソテツで不思議。
その松は、盆栽から庭植えされたものだそうで、根本が細くなっている。
襖の下張りから、手習いしたものが発見されたそうで、2つほど展示されている。まだ末期養子に行く前の和田小五郎のときの「今日」とか。
よく出来ている、と朱筆が入ってるそうで。
養子に行ってすぐ養父が亡くなったので、二十歳までこちらで過ごしたとか。


菊屋家住宅


萩藩御用商人。
庭に駕籠を置く駕籠石、ここからお殿様は家に上がったそうです。
ケヤキの縁側は贅沢だということで、隠す杉板で普段はカバーされていたとか。
建物の表は復元されてるそうですが、奥は国指定重要文化財。
毛利の家紋の入ったお道具、煙管などの展示、 電話ボックス、帳場 、台所、蔵に掛け軸とか展示、と見所が結構あります。
こちらはいまだに個人宅?
萩市長経験者の未亡人が今もお住まいだとか・・・。


旧久保田家住宅


菊家の向かい側。
こちらは雛人形たくさん展示されていた。
御殿飾り、すごいな

こちらはお殿様が通る御成道に面していたので、二階が許されていなかったそうですが、隠し二階が。
呉服屋から二代めが酒醤油商いになったとかで、土間にそれら関連の道具展示も。


高杉家



住んでる方がいるので外から見るだけ。
現在の敷地は当時の半分らしい。
手紙とかピストル(レプリカ)とか、ちょっと展示もされている。



庭の左右に石造りの鎮守社?があるのが、ちょっと珍しいなと思った。
扉型の石の左右に日と月が彫ってあるけど、こういう鎮守社ってよくあるの?

にしても、桂さんちと近いので、やっぱり顔馴染みだったのでしょうか。
年がちょっと離れているけど、その頃の長幼の序とかどうなのかしら?


しかしこの日は寒くて、めげそう・・・。

畔亭で晋作好み弁当



刺身とか角煮・・・ところで、高杉さん、何が好物だったのかな?
ところで、萩焼き窯があちこちにあるのですが、このとき座敷で席がお隣だったご夫婦は焼き物が趣味であちこち巡ってらっしゃるみたいでした。
こちらは庭が広くて、眺めるのも楽しそう。


萩博物館
こちらは松陰神社の至誠館や菊家なども入っている割引観覧券で少し割引になる。
このときの展示「藤田伝三郎とその時代」
萩ゆかりの実業家たちの足跡。
鉱山から日立や日産、ニッスイに発展していったんですねえ・・・へえ〜。

あと高杉さん資料部屋が。
吉田稔麿もスポットを当ててました。
ミュージアムショップで高杉さんの資料本買う (新人物往来社なので、普通にも買える気がする)


旧厚狭毛利家萩屋敷長屋
これはなんということもなく・・・

指月城跡


時間がなかったので、公園内には入らなかったけど、天気がよければ散策もいいかも。
海の傍らなんだよねえ〜。


伝統建造物地区




土塀と夏みかん。
綺麗に保たれているところも、土が露出しているところも、いろいろ。


口羽家住宅
ここもまだ住んでる方が。
表の座敷は入れていただける。
庭から河口と海が見えて、なんだか新鮮な感じ。
こちらの解説員さんが「土塀も直すのに、費用とか、技術とか、大変みたいですよ」とおっしゃってました。


お茶しに行こうと思ってた俥宿が休み!
民家にイギリス家具、紅茶にスコーンって聞いて、興味あったのに〜。
なので、もうひとつ行ってみたかったKimonoCafeへ
萩焼きなどの販売、着物のレンタルもしているお店。

朝降りたところまで戻って、バスでぐるーっと市内を回って帰る。
すごく回り道だけど、行ってなかった藍場川のほうとか、御船倉とかも車中から見られるし、どこまで乗っても百円だし、宿前まで来るのでありがたい

本当に海と山に挟まれてるなあ、と感じた萩市内。
大型ショッピングセンターとか、パチンコもあるんだけど、やはり古いものを丁寧に残している。



      

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