朝ご飯バイキング。
狭いスペースだけど、メニューは豊富。
ふく飯が美味しかった!

天気はくもり。
駅まですぐだけど、送迎バスの運転手さんが声をかけてくれたので、送っていただく。
門司に行きたいというと、「中止の連絡は出てないようなので、大丈夫でしょう」とのこと。
天気が悪いと連絡船が欠航することもあるのか・・・盲点。


コインロッカーに荷物を入れ、バスで唐戸へ。
降りると、すぐ前が連絡船乗り場。
今回は空港へのバスに絶対乗らなければいけないので、帰りの時間も確認。
いつも行き当たりばったりな自分にしては、計画的な旅をしている;;;

クルーザーのような船で、門司へ。
昨日、バスから見たときは狭く感じた海峡だけど、海の上からだと広く感じる。
まあ、対岸ははっきり見えるから、海峡としてはとても狭いと思うけど。
5分とかからず門司へ。

・・・しかし寒い!
海風が強くて、耳が痛い。
今日も、観光案内所でもらった下関観光ガイドブックが大変お役立ち。
門司港駅(現役の駅なんだよねえ、そしてなんだか職員さんの制服もクラシカルだと思う)、旧大阪商船(一階は無料、旧税関と同じ、お雛様とふぐオブジェ展示)などのクラッシックな建物を眺め、ぐるっとまわって、旧門司税関へ。
ここで9時になったので、寒さに負けて中へ(9時から開館)


 北九州市立国際友好記念図書館


中は吹き抜けになっていて、お雛様と、和柄布が張られたふぐのオブジェ(張子?)が飾られていた。




展望室のような2階があるので、階段を上る。
この建物、かなり傷んでいたのを、修理したものだそうで、壁の煉瓦も年季が入っている様子。
2階の床は、壁に負担をかけないよう、独立しているのだとか。

あと、昔のはがきのようなものが少し展示してあったけど、この近辺は軍事機密?で写真が許されていなかったとか。
軍の許可を得て、写真から絵を複製したものを絵ハガキにしたらしい。


ブルーウィングを渡って、反対側へ戻る。
歩行者専用跳ね橋。
決まった時間には開くみたい。

旧門司三井倶楽部の中へ。
外見はさほど古めかしく感じない、洋館。




1階は無料で見られる。
アインシュタイン博士夫妻が、来日公演旅行で泊ったという2階は100円。

移築されてきたものだというけど、部屋も家具も、綺麗に再現されていて、とても素敵。
私は上野の岩崎邸が好きなんだけど、ああいう雰囲気。
建築様式とかインテリアの系統のことは詳しくないので、なんともいえないけど。

明治〜大正、門司がいかに栄えたか、という資料展示もあり。
外国との玄関として、流行の先端をいく街だったとか。
林芙美子の資料室もあったけど、不勉強なことに読んだことがないのであった・・・。
原稿とか、川端康成との書簡とかが展示されてます。


関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)を覗いてみると、歴史場面を再現した有名作家による人形があるらしい。
川本喜八郎に惹かれて入ってみる。
と、チケットを買って、最初に通されたところは吹き抜けの巨大なホール。
そこで、なにやら球体が降りてきて、映像が投影される。
・・・んだけど、龍が出てきて、やたらぐるぐるうねうね動きをつけたCGメインの歴史イメージ映像で、なんだかよくわからなかった・・・。
やたらお金はかかってそうだけど、もう少し面白くならんかなあ;;;

そこからスロープをぐるぐる回って登って、上へ。
神功皇后の伝説(穴があいていただけで、塞がっていた海峡を開いた)、源平の決戦、攘夷戦争など、海峡を舞台にした歴史名場面を作家が人形で表現したものが展示されている。
人がくると、ライトがつく(山口は結構あちこちで、トイレとか、自動点灯になっているが、そういうお国柄?)

さらに上の階にいくと、海上保安のことや、海峡の魚のことなど、いろいろな情報がコンピュータで呼び出せる展示。
船舶の運転シミュレータなんてのもあった。
海峡が一望できる。

あ、あと一階に昭和レトロ、という建物を模倣した土産物屋さんが並んでいる。
一眼レフを抱えたおじさんたちが、展示された鉄道車両で嬉しそうに写真を撮っていらっしゃった(笑)

外にでると、雪が舞っていた。
寒いわけだ!
連絡船乗り場に戻って、ちょうど出るところだった船に飛び乗る;;;



下関側に戻り、カモンワーフでお昼。
ガイドブックで目をつけていた、ふく料理のお店(ここは敷居は高くない)
唐揚げ、てんぷら、刺身、味噌汁、ふく飯(炊き込みご飯です)など、ふく尽くしの定食を頼む。



やっぱりご飯が美味しい。


土産物もちょっと冷かしてから、向かいの旧秋田商会ビルへ。
こちら、外観は洋館なんだけど、中は和風の座敷という不思議な建物。




屋上にも和風の建屋があるけど、屋上は公開されてない(一年に一度公開日がある模様)
1階は下関の観光案内展示で、2階3階は和風座敷(社長の御宅だったとか)
あ、1階に金子みすずの資料室もあり。

お隣の下関南部郵便局も、素敵な建物なんだけど、現役の郵便局。
さらに、少し離れて、旧下関英国領事館があって・・・これは興味津々なんだけど、残念ながら修理中でした;;;


雪が激しくなるなか、そろそろ戻らねば…とバスで下関駅へ。
飛行機は大丈夫なのか?と一抹の不安。
ロッカーから荷物を出し、土産をまとめるため紙バッグを買ったり、少し大丸をうろついたり、時間を潰してから、14:25の空港行バスに乗る。
バスは暖かいので、うつらうつらしているうちに15:40に空港着。

今回は保安検査もすんなり通り(靴は反応しなかったから、やっぱりヘアクリップだった模様)、搭乗開始までしばし待つ。
雪はちらついていたけど、別に問題なく16:50定刻で出発。
しかし、こんな大きなものを空に飛ばしてるエネルギーってすごいなあ。


羽田はやっぱり飛行機が多くて、広くて(降りてから、到着ロビーまで長い・・・)、人が多かった。
東京も雪模様だったみたいですね;;;

お天気はいまいちすっきりしなかったけど、さほどひどいこともなく、見たかったところは割と回れたので、満足な旅でした。
あと、解説してもらったり、パンフレットが充実してたり、観光に力を入れている感じがしましたね。
あと、感じのいい人が多かった・・・これもお国柄?(笑)




      

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