二日めは、6時半起床。いつになく早起き;;; 駅の喫茶店でトーストと卵とサラダとコーヒーのモーニングセットで朝ご飯。 山に行くからエネルギー補給しないと、と思って・・・。 出町柳までバスで行って、叡山電鉄に乗ります。 バスみたいな電車で、だんだん周りの景色が山になっていきます。 貴船口に9時過ぎに着。 無人駅?で、車掌さんが切符回収してました。 涼しい。 そして、人がいな〜い。 川沿いの道路をてくてく歩いていきます。 川には滝(落差?)がたくさん設けてあって、瀬音がすごいです。 でも、なんでこんなにたくさん? 川床と、道の両側の料亭が見えてきて、貴船神社に到着。 貴船といえば、玄武・・・もしくは「少年陰陽師」のイメージかな^^ 本殿への石段、両脇には朱塗りの灯篭が建ててあって、いい雰囲気です。 ただ、真ん中に手すりさえなければ〜。 社務所で購入した絵葉書には、なかったですが。雪の積もった中、灯篭に灯が入っていて、素敵でした・・・。 裏手の摂社、「牛ヶ社」には釘?の跡がっ;;; 祭神は木花開耶姫命で、貴船明神が丑の年、丑の月、丑の刻に降臨した姿だそうです。 うーん、神様の系譜ってわからないなあ・・・。 宇治の橋姫が、丑の刻参りをしていたっていう話もあるらしいですが、宇治から貴船っ!? ・・・神様だから速いに違いない・・・。 川に沿って登っていくと、結社(ゆいのやしろ)。こちらは祭神は磐長姫命で、「人や社会との縁も結んでくださいます」って書いてありました。 それは私にはとっても必要な神様かもしれません〜。 さらに上流の奥の社に歩いていきます。 それにしても貴船って、相生杉(あいおいすぎ)とか、巨大な杉や桂の木が多く、苔むした岩肌から水が湧いて流れ落ちている、まさに水の神様の土地なんだな、って感じのところです。 川の激しい瀬音、セミの声、水の匂い・・・。 で、もともとは、奥の社が本殿だったそうです。 和泉式部も、夫の愛を取り戻すためにお参りしたとか。 本殿まで戻って、水占いおみくじをひいてみました。 水に浮かべると字が出てくるのです。 さて、貴船側から山を登ると、鞍馬山奥の院魔王殿に行けます。(そのまま山を越えて鞍馬側にも出られます) 500mくらいと書いてあったので、私は気軽な気持ちで、「魔王尊だけ見てこよう。王都妖奇譚のクライマックスの場所だし」と思って、小屋のおばさんに200円払って、山道に入っていったのでした。 これが、すごい山道で・・・;;; ぜえはあ言いながら登っていきましたが、なかなか着かない。 「ま、まだ〜?」と思いながら、意地で登りました。 それにしても、650万年前金星から魔王が・・・って昔からそういう伝説だったのかなあ? 鞍馬山って昭和22年に立教開宗された鞍馬弘教だそうですが・・・。 鞍馬側に抜けようかと思ってたのですが、ここまで登った時点でもう挫けてしまい;;;引き返すことに。 貴船神社本殿近くの「鳥居茶屋」で鮎茶漬けを食べました。 焼いた鮎がまるっと乗っていて、ほぐして食べるのです。 おいしかったv 山登りして疲れたので(^^;)、バスで貴船口へ戻ります。 お昼頃からは観光バスもやってくるようですね。 貴船の雰囲気に浸りたい場合は朝行くのが吉かもしれません。 出町柳まで戻って、鴨川岸のカフェで一休み。 同志社の前を通って、烏丸通りへ出て、地下鉄で御池へ。 私、「みいけ」だと勝手に思い込んでました。「おいけ」なのですね;;; 京都文化博物館で開催中の「安倍晴明と陰陽師展」を見ます。 小佑記(だったかな?)や御堂関白記に記載された晴明像、「今昔物語」など物語に語られてスーパーヒーローになっていく晴明像、神社に伝わる肖像や彫像など、それから陰陽師の使う暦や星図が展示されていて、興味深かったです。 でも、肖像って後世に作られているから、想像なんですよね? 今は、そのイメージが固定されてますけど・・・。 そう考えると、物語や肖像や、最近の漫画や小説でどんどん作られていく興味深いキャラクターなのですね。 でも、歌舞伎の絵(葛の葉姫や、保名が描いてありました)は・・・江戸時代の衣装なので違和感あるんですけど・・・。 そういえば、各地に晴明伝説ってあるのですよね。 実家の近くにも、晴明さまが波を止めてくれと頼まれて作ったという塚の話がありました。 あんなとこまで晴明さまがふらふら通りかかるわけないよな・・・。 鎮宅霊符の掛け軸とかあったのですが、やっぱりこれって、家を守る術・・・なのでしょうか? なんか、攻撃〜!ってイメージが;;; 最後に岡野令子の原画とかが展示されてました。(この展示の告知ポスターにも使われてますが) あと、映画「陰陽師2」の衣装やPR映像も。 やはり巷の晴明さまのイメージは夢枕獏「陰陽師」でしょうか。 常設展示も見ました。 「町衆の京都」っていう視点で、平安〜近代まで模型や映像が展示されていて、おもしろかったです。 博物館内にいろいろお店がはいっていて、その中の豆腐料理屋さんで夕飯食べました。 湯豆腐や、おからのコロッケ、あんかけ湯葉ごはん。 デザートは豆腐ソフトクリームでした。 うう、今日は食べ過ぎです〜;;; 最後に地下鉄駅のそばの本屋に入りました;;;京都まで来ても、本屋を徘徊。 本屋って落ち着くのです。 文庫本を買ってホテルに帰りました。 |
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